「なんか頭が痛いな……」
そう感じたとき、あなたは何をしますか?
薬を飲む人もいるでしょう。 静かな部屋で横になる人もいるでしょう。
そして、意外と多いのが、
「とりあえずコーヒーを飲む」 「チョコレートを食べる」
という人です。
実は、頭痛が起きたときの対処法として、コーヒーやチョコレートを選ぶ人は少なくありません。
……かくいう僕も、コーヒーが好きです。
朝起きてコーヒー。 ちょっと一息つきたいときにもコーヒー。
コーヒーの香りがすると、それだけで少し気持ちが落ち着くんですよね。
だから、頭が重いときに、
「コーヒーでも飲もうかな」
と思う気持ちは、よく分かります。
ただ、ここで少し気になることがあります。
コーヒーは、本当に頭痛にいいのでしょうか?
それとも、頭痛がするときにコーヒーを飲みたくなるのには、別の理由があるのでしょうか。
コーヒーで頭痛が楽になる人もいる
コーヒーに含まれるカフェインには、血管の働きに影響する作用があります。
そのため、人によってはコーヒーを飲むことで、頭痛が少し楽になることがあります。
特に、片頭痛のときにカフェインを含む飲み物を利用する人もいます。
「頭痛がしたらコーヒー」
という習慣があるのも、こうした経験からかもしれません。
ただし、ここは少し注意が必要です。
コーヒーを飲めば、誰の頭痛でも楽になるわけではありません。
反対に、カフェインの摂りすぎや、毎日飲んでいたコーヒーを急にやめたことが、頭痛につながる場合もあります。
つまり、コーヒーは、
頭痛の味方になることもあれば、飲み方によっては頭痛のきっかけになることもある。
ということです。
コーヒー好きとしては、少し複雑な話ですね。
チョコレートを食べる人もいる
頭痛がするときに、チョコレートを食べる人もいます。
甘いものを口にすると、少し気分が落ち着く。 疲れているときに、チョコレートが欲しくなる。 仕事の合間に食べると、もうひと頑張りできる気がする。
これも、よく分かります。
ただ、チョコレートについても、すべての人に同じように作用するわけではありません。
人によっては、チョコレートなど特定の食品が頭痛のきっかけになることもあります。
大切なのは、
「チョコレートは頭痛にいい」 「コーヒーは頭痛に悪い」
と、簡単に決めつけないことです。
自分の場合はどうなのか。
食べたあと、飲んだあとに楽になるのか。 それとも、しばらくして頭痛が強くなるのか。
そこを少し観察してみることが大切です。
本当に欲しいのは、コーヒーなのか?
頭痛がすると、ついコーヒーを淹れる。
でも、少し立ち止まって考えてみてください。
そのとき、本当に身体が欲しがっているのはコーヒーでしょうか?
それとも、
-
昨日の睡眠が足りていない
-
朝から水分をあまり摂っていない
-
食事を抜いている
-
スマホやパソコンを長時間見ている
-
首や肩がずっと緊張している
-
仕事の合間に休めていない
そんな状態を、コーヒーで乗り切ろうとしているのでしょうか。
コーヒーを飲むと、一時的に気分が切り替わることがあります。
香りでリラックスできることもあります。
でも、コーヒーが睡眠不足を取り戻してくれるわけではありません。 水分不足を解消してくれるわけでもありません。 固まった首や肩を休ませてくれるわけでもありません。
「頭痛がするからコーヒー」
その前に、
「今日はちゃんと寝たかな」 「水分は足りているかな」 「お昼ごはんを抜いていないかな」 「ずっと画面を見ていなかったかな」
と、自分の身体に聞いてみてもいいかもしれません。
秋の頭痛は、気温差も関係する?
秋になって、朝晩が少し涼しくなってくると、
「夏より過ごしやすくなったな」
と感じる一方で、
「なんだか身体が重い」 「朝から頭が痛い」 「首や肩がこわばる」
という人もいます。
季節の変わり目は、気温や気圧、睡眠、生活リズムなどが変化しやすい時期です。
そうした変化が、頭痛のきっかけになることがあります。
特に、冷房の中で長時間過ごしていた人は、涼しくなってから首や肩のこわばりを強く感じることもあります。
さらに、スマホを見る時間が長いと、目の疲れや首まわりの緊張が重なります。
目が疲れる。 首が重い。 肩が張る。 そのうち、頭まで重く感じる。
そんな流れです。
もちろん、すべての頭痛が首や肩のこりから起きるわけではありません。
片頭痛のように、筋肉の緊張だけでは説明できない頭痛もあります。
ただ、頭痛が起きるたびに、
「また薬を飲まなきゃ」
と考える前に、
自分の頭痛は、どんなときに起きているのか?
を見てみることは大切です。
片頭痛と緊張型頭痛は、少し違う
頭痛といっても、同じものではありません。
ズキズキと脈打つように痛む。 光や音がつらい。 吐き気がする。 動くと痛みが強くなる。
こうした特徴がある場合は、片頭痛の可能性があります。
一方で、
頭全体が締めつけられるように痛い。 後頭部やこめかみが重い。 首や肩のこりを伴う。 長時間のデスクワークのあとに起きやすい。
こうした場合は、緊張型頭痛の特徴と重なることがあります。
ただし、症状だけで自分の頭痛を決めつけることはできません。
「いつもの頭痛だから」と我慢しているうちに、実はいつもと違う頭痛だった、ということもあります。
急に起きた強い頭痛。 今まで経験したことのない痛み。 手足のしびれや力が入りにくい。 ろれつが回らない。 視界がおかしい。 発熱や意識の変化がある。
このような場合は、整骨院で様子を見るのではなく、早めに医療機関で相談してください。
うちだ整骨院で確認していること
うちだ整骨院では、頭痛があるからといって、いきなり首だけを施術するわけではありません。
まずは、
「どんな痛みなのか」 「いつから始まったのか」 「どのくらいの頻度で起きるのか」 「スマホやパソコンの時間は長くないか」 「睡眠や食事はどうか」 「首や肩、背中に負担がかかっていないか」
などを確認します。
そのうえで、首や肩だけではなく、背中や肩甲骨まわり、姿勢、身体の使い方なども見ていきます。
目の疲れが強い人。 首が前に出た姿勢になっている人。 肩に力が入りやすい人。 呼吸が浅くなっている人。
身体の状態は、人によって違います。
だからこそ、同じ「頭痛」という症状でも、見る場所や考え方は変わります。
もちろん、整骨院で対応できる範囲には限りがあります。
頭痛そのものの診断や、医療機関での検査が必要な場合は、受診をおすすめすることもあります。
身体の緊張や姿勢、日常生活の負担が関係していないか。
そこを一緒に確認していくのが、うちだ整骨院の役割です。
コーヒーをやめる必要はありません
最後に、コーヒー好きの僕からひとつ。
頭痛があるからといって、無理にコーヒーをやめる必要はありません。
コーヒーを飲む時間が楽しみになっている人もいるでしょう。 香りで気持ちが切り替わる人もいるでしょう。
大切なのは、
コーヒーだけで身体の不調を乗り切ろうとしないこと。
いつものコーヒーに加えて、
少し水を飲む。 食事を抜かない。 画面から目を離す。 首や肩を休ませる。 睡眠時間を確保する。
そんな小さなことも、一緒に見直してみてください。
頭痛がすると、コーヒーが飲みたくなる。
でも、そのとき身体が本当に伝えたいのは、
「コーヒーを飲んで」ではなく、
「少し休ませて」
なのかもしれません。
コーヒーを楽しめる身体でいるためにも、頭痛だけを見るのではなく、睡眠や食事、目の疲れ、首や肩の状態にも目を向けてみてください。
あなたの頭痛は、いつ、どんなときに起きていますか?
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